ミーティングや問題の文書化など設計以外で費やす時間はプロジェクト全体を危険にさらします。設計のレビューは必要不可欠ですが、設計プロジェクトに関する詳細情報を集めて分析するのは、お客様やエンジニアにとっては退屈で手間のかかるプロセスです。Cadence® Allegro® Pulseは、設計分析全般を実現する単一の統合プラットフォームです。進行中の設計データに対するほぼリアルタイムのメトリクス収集、問題の追跡、さらに推奨部品やIPの管理機能は、チームがコスト的・時間的な目標を達成し、更には依りよい結果を実現するための大きな助けとなります。
Allegro Pulseは、進行中の設計をほぼリアルタイムで分析するため、プロジェクトチームの全てのメンバーがプロジェクトを確実に成功に導くために必要な詳細情報を入手できます。工程管理の中間点やゴールごとの設計状況追跡が簡単に行えるので、すべてが円滑に進行していることを常に観察できます。メトリクスは、プロジェクトごとまたはユーザーごとの目的に応じてダッシュボードで編集することができます。問題が生じた場合は、重大な危機に発展する前にメトリクスを通してそれを知ることができます。Allegro Pulseは、発生した問題に完全に対応できるまで追跡を支援します。プロジェクトの推奨部品リストを定めることで、機能や製造性について妥協することなく設計プロセスの初期段階からコスト管理を行い、プロジェクトの要件から外れた部品使用が認められた場合はいち早く通知します。
Allegro PulseはAllegro設計環境あるいはERPのような外部システムとも直接統合でき、重要なコンテキストで設計者が必要とする情報を使いやすい形式で提供します。これにより複数のシステムの監視やミーティングに要する時間を短縮して、設計そのものにより多くの時間を使えます。プロジェクトチームの補助メンバーは、電子メールでチーム・メンバーに状況を尋ねる代わりにブラウザで最新の情報を確認できます。
Features
- プロジェクトデータを設計環境に統合
- プロジェクトのメトリクスを自動的に収集して生成
- プロジェクトやユーザーのメトリクスおよびKPIをカスタマイズ可能なダッシュボードに集約
- Allegro設計環境またはAllegro Pulseプラットフォーム内で問題を記録して追跡
- 問題をダッシュボードに表示
- 重要部品リスト(Strategic Parts List, SPL)を管理してチーム全体に配布
- 設計内での部品の使用状況を分析してSPLにリストされていない部品を検出
- 検索可能な単一の共有保管場所を使って設計IPの再利用を容易化
- ディスカッション用プラットフォームにより電子メールではなくプロジェクト管理用プラットフォーム内でコミュニケーション
- プロジェクトの文書を同一プラットフォームで保管
- Allegro設計環境、ERP、及び電気CAD以外のCADシステムと直接統合可能
- エンジニア以外のメンバーはブラウザベースでアクセス可能