データセンター設計を最適化するデータセンターのためのソフトウェア

Cadence Reality DC Design(旧6SimgaDCX)は、既存または将来のデータセンターのデジタルツインモデルを迅速かつ精度高く作成可能なソフトウェアです。このモデルを使用して複数の設計や障害シナリオを検討し、最先端のデータセンターを設計することや既存データセンターを再構築することができます。

データセンターの冷却設計を最適化

液冷、二重床の有無、壁吹出し空調、In-Row空調、直接/間接外気冷却など、あらゆる冷却方式のモデル化ができます。

外部環境のモデル化

風プロフィール、地面粗度、湿度、日射取得など、外部環境要因の影響を分析できます。

データセンター設計の耐障害性を評価

重要な電力および冷却インフラの故障時における非定常解析を行うことで、データセンターのパフォーマンスを把握できます。

モデル化とレポート作成プロセスの高速化

CAD・BIMデータのインポートや8000種類以上にわたるメーカー製品のライブラリを使用することで、簡単にモデル作成できます。また、設計案の検証に活用できるレポートは、カスタマイズや自動作成ができます。

基本設計から詳細設計までCFDを活用

設計者が構成を検証し、データセンターの耐障害性、物理的なキャパシティ、冷却効率を最大化します。

  • CO2排出量の分析とエネルギー効率を表すレポートにより、よりサステナブルなデータセンターを設計
  • 1Dフローネットワーク機能で冷却水の流れ・液冷・ダクト内の気流を解析
  • 電力結線図をモデル化して、RPPおよびPDUの構成、ブレーカの過負荷、相バランスを表示
  • 温度、圧力、湿度、速度のセンサを使用した最新の制御システムをモデル化
  • 実物に近いグラフィックの画像や動画としてエクスポート(形式:gif、mp4など)し、設計性能を実証
  • 高性能なオブジェクト、解析の自動化、ワンクリックで作成可能なレポートによって、モデル作成・解析・レポート作成の一連の流れを効率化

Cadence Reality DC Design エディション一覧

Cadence Reality DC Design: Essential

このエディションは、データセンターの基本設計に用いることができます。8コアの並列計算が可能です。基本設計の情報を元に、簡易モデルを作成するユーザを対象としています。

Cadence Reality DC Design: Advanced

このエディションは、データセンターの屋内外の解析が可能です。32コアの並列計算が可能です。時間経過を考慮した解析・3D CADとの連携機能・BIMを活用して、キャビネット・IT機器レベルで複雑なデータセンター環境をモデル化したいユーザを対象としています。データセンター内部と外部環境も解析することができます。

Cadence Reality DC Design: Pro

このエディションは、チップからチラーまで、データセンターのエコシステム全体を解析できます。32コアの並列計算が可能です。DataCenter Design Software: Advancedの全機能に加えて、電力・1Dフローネットワーク・データネットワーク・重量のモデル作成機能を使用したいユーザを対象としています。構築・解析・レポート作成がワンクリックで実行できるため、他のツールとの連携やデータインポートが容易です。これによりシームレスなモデル更新が実現できます。

Cadence Reality DC Designのお客様

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