概要

電子機器の熱性能を高精度かつ迅速に解析し、熱問題を早期に解決するとともに、全体的な性能を向上させる熱流体解析ソフトウェア

ケイデンスのCelsius EC Solver(旧Future Facilities社 6SigmaET)は、電子機器の設計者が直面する熱や電子機器に関する困難な冷却の問題に、迅速かつ精度高く対応できるよう特化して設計されたものです。Celsius EC Solverは強力なソルバとグリッド生成技術を採用しており、設計者は複雑な電子機器をモデル化して解析し、不良発生のリスクを低減するだけでなく、熱ソリューションを最適化して性能を最大化することができます。

Server Hotspot image

Celsius EC Solverは、複雑な電子機器の流体・熱伝導の解析にも対応しています。このソフトウェアは、独自のマルチレベル非構造スタガード格子 (Multi-Level Unstructured Staggered Grid)を使用して、対流、熱伝導、放射を解析します。電子機器アセンブリや筐体内の気流、温度、熱伝導だけでなく、自然対流、強制対流、日射、液冷も解析することができます。

デザインインサイト

設計の初期段階から熱・電子機器の冷却に関する課題に取り組み、不良品のリスクを低減するとともに、性能を最適化することが可能

直感的なUI

インテリジェントオブジェクトの自動配置、オブジェクトごとの自動グリッド生成、シミュレーションに最適なグリッドサイズの決定により、設計時間を短縮し、さまざまなリスクを軽減します。

 

  • デバイスの解析を精度高く行うためにオブジェクトごと自動でグリッドが生成できる機能を備えています。また、グリッドルールを定義し、推奨されるグリッド数を自動算出します

  • 並列処理技術により、複数のコアとマシンにシミュレーションのタスクを分散させ、複雑な電子機器の設計を定常/非定常の状態で素早く解析できます
  • Creo Parametric、Solidworks、CATIA、およびその他の主要なツールから複雑な機械系CAD(MCAD)モデルをインポートできます。インポートされた機械系CAD(MCAD)モデルは、簡略化せずに解析することができます
  • インテリジェントオブジェクトをシステムレベルのモデル内に自動的に配置し、オブジェクトごと自動グリッド生成、シミュレーションに最適なグリッドサイズの決定、解析前の部品同士の干渉や設定に不備がないか確認できる自動チェック機能もご利用いただけます