ケイデンスのPerspec System Verifierを使用し、ルネサスがMCUの設計を加速
横浜, 24 Mar 2017
テストシナリオ生成にかかる時間を最大で90%短縮し、ルネサスのシステムレベル検証プロセスを加速
ケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下、ケイデンス)は、3月22日、ルネサスエレクトロニクス株式会社(以下、ルネサス)がIoT(Internet of Things)アプリケーション向けの新しいマイクロコントローラーユニット(MCU)設計の検証に、ケイデンスのPerspec™ System Verifierを利用したことを発表しました。Perspec System Verifierにより、従来の手法と比較して、テストシナリオの生成にかかる作業時間が最大90%短縮され、ルネサスのシステムレベル検証プロセスの加速することが可能になりました。ケイデンスのPerspec System Verifierの詳細は、www.cadence.com/go/perspecrenをご参照ください。
ルネサスのMCUは以前に比べますます多くのIPブロックや複雑なサブシステムを含んでおり、実際のデザインでは数千通りものアクセス競合の組み合わせが発生する可能性があります。実際の動作モードに対するテストシナリオ作成を手作業で作成する従来の手法は、検証が必要な組み合わせも多数あり、非常に時間がかかるものでした。ルネサスは、この工程をPerspec System Verifierで置き換えることにより、複雑なテストシナリオの自動生成が可能になり、効率のよい、アルゴリズムベースのシステムレベル検証環境を立ち上げることができました。
ルネサスは、複数の実設計データを使用して徹底的に評価を行った結果、Perspecテクノロジーの導入が容易であり、追加設定の必要もなく既存のテストベンチ環境にシームレスに統合できるということを確認しました。この統合により、UML (Unified Modeling Language) ダイアグラムから直接Cコードでテストシナリオを生成することが可能となり、人的エラーの削減に役立ちました。また、Perspec System VerifierはケイデンスのIncisive® Enterprise SimulatorおよびケイデンスPalladium® Z1 Enterprise Emulation Platform上で動作し、システム仕様に対するトップダウンの検証プロセスを提供することで、設計仕様が変更された際の検証の再利用性を向上することができました。
ルネサスのコメント
井下 順功氏 (ルネサスシステムデザイン株式会社 第一要素技術事業部 デザインメソドロジ部 部長) :
「システム検証向けにテストシナリオの自動生成機能を提供するPerspec System Verifierは、我々の先進的なMCU設計に向けた最も実用的なシステム検証テクノロジーです。我々の評価によって、パワーモードの設定や遷移の複雑な組み合わせによって生じる問題をPerspec System Verifierが容易に検出してくれることがわかりました。Perspecテクノロジーにより設計生産性が飛躍的に向上し、より迅速に我々のMCUをIoTアプリケーション開発者に提供できるようになるであろうと期待しています。私たちは今後も新しい設計プロジェクト向けにPerspecテクノロジーを展開する予定です。」
Perspec System Verifierは、ソフトウェア・ドリブン・システムオンチップ(SoC)の検証ソリューションです。Perspec System Verifierは、SoCレベルの複雑な使用動作モードに対応する開発の手間を削減します。カバレッジ・ドリブンでシステムの動作モードを自動生成し、複雑なSoCレベルの不具合の再現、デバッグ、修正にかかる時間を短縮することにより、SoCの品質を向上し、時間を節約します。さらに、論理シミュレーター、エミュレーター、FPGA試作品やシリコン上などあらゆる検証プラットホームでテストを実行することにより、ポータブルなスティミュラスソリューションを提供します。
ケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下、ケイデンス)は、3月22日、ルネサスエレクトロニクス株式会社(以下、ルネサス)がIoT(Internet of Things)アプリケーション向けの新しいマイクロコントローラーユニット(MCU)設計の検証に、ケイデンスのPerspec™ System Verifierを利用したことを発表しました。Perspec System Verifierにより、従来の手法と比較して、テストシナリオの生成にかかる作業時間が最大90%短縮され、ルネサスのシステムレベル検証プロセスの加速することが可能になりました。ケイデンスのPerspec System Verifierの詳細は、www.cadence.com/go/perspecrenをご参照ください。
ルネサスのMCUは以前に比べますます多くのIPブロックや複雑なサブシステムを含んでおり、実際のデザインでは数千通りものアクセス競合の組み合わせが発生する可能性があります。実際の動作モードに対するテストシナリオ作成を手作業で作成する従来の手法は、検証が必要な組み合わせも多数あり、非常に時間がかかるものでした。ルネサスは、この工程をPerspec System Verifierで置き換えることにより、複雑なテストシナリオの自動生成が可能になり、効率のよい、アルゴリズムベースのシステムレベル検証環境を立ち上げることができました。
ルネサスは、複数の実設計データを使用して徹底的に評価を行った結果、Perspecテクノロジーの導入が容易であり、追加設定の必要もなく既存のテストベンチ環境にシームレスに統合できるということを確認しました。この統合により、UML (Unified Modeling Language) ダイアグラムから直接Cコードでテストシナリオを生成することが可能となり、人的エラーの削減に役立ちました。また、Perspec System VerifierはケイデンスのIncisive® Enterprise SimulatorおよびケイデンスPalladium® Z1 Enterprise Emulation Platform上で動作し、システム仕様に対するトップダウンの検証プロセスを提供することで、設計仕様が変更された際の検証の再利用性を向上することができました。
ルネサスのコメント
井下 順功氏 (ルネサスシステムデザイン株式会社 第一要素技術事業部 デザインメソドロジ部 部長) :
「システム検証向けにテストシナリオの自動生成機能を提供するPerspec System Verifierは、我々の先進的なMCU設計に向けた最も実用的なシステム検証テクノロジーです。我々の評価によって、パワーモードの設定や遷移の複雑な組み合わせによって生じる問題をPerspec System Verifierが容易に検出してくれることがわかりました。Perspecテクノロジーにより設計生産性が飛躍的に向上し、より迅速に我々のMCUをIoTアプリケーション開発者に提供できるようになるであろうと期待しています。私たちは今後も新しい設計プロジェクト向けにPerspecテクノロジーを展開する予定です。」
Perspec System Verifierは、ソフトウェア・ドリブン・システムオンチップ(SoC)の検証ソリューションです。Perspec System Verifierは、SoCレベルの複雑な使用動作モードに対応する開発の手間を削減します。カバレッジ・ドリブンでシステムの動作モードを自動生成し、複雑なSoCレベルの不具合の再現、デバッグ、修正にかかる時間を短縮することにより、SoCの品質を向上し、時間を節約します。さらに、論理シミュレーター、エミュレーター、FPGA試作品やシリコン上などあらゆる検証プラットホームでテストを実行することにより、ポータブルなスティミュラスソリューションを提供します。
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